JaBAはベビーウェアリングに関するオンライン講座やSNS等での情報発信が主な活動です。一方で、ご依頼・相談を受けてベビーウェアリング講座の講師など、個別に対応する活動もしています。
今回は、自治体の公民館から受けたご依頼について、ご紹介します。2021年秋頃にご依頼を受け、2022年春に開催するまでの流れをみていきましょう。
1.依頼:お打ち合わせ
2021年秋頃にお問合せフォームからご相談を受けたことがきっかけでした。
東京都内の公民館から、連続育児講座の内の1つに「抱っこ」の講座依頼。連続講座には、産後の体操や食事、離乳食など、多様なトピックが含まれています。その中に「抱っこ」を組み入れたい担当Aさんの熱い想いが感じられました。詳しくは、後述します。
当日までのお打ち合わせはZoomでやり取りを行いました。加えて、細かい点はメールで連絡を取り合うことで、対応していきました。
2.準備:講座内容の検討
JaBAでは、支援者向けのベビーウェアリング概論講座を定期的に開催しています。その内容をベースに、より一般の親子(育児当事者)が腑に落ちやすい構成にしました。
- なぜ抱っこをするのか?
- 抱っこの姿勢
- 前向き抱っこ
- ベビーウェアリングコンサルタントの紹介
- ”抱っこ”が心へ与える効果



抱っこの姿勢については、JaBAの快適抱っこのリーフレットを配布しました。参加者と一緒に、リーフレットに沿って、姿勢を確認してみました。
3.開催:ハイブリッド講座
講座当日(2022年春)は対面での開催でしたが、COVID-19の懸念もあり、ご希望の親子はオンライン参加も可能とされました。担当Aさんは、対面とオンラインのハイブリッド形式に、とても柔軟に対応をされていました。
そのため、対面・オンライン両方の参加者の質疑にも全て対応できました。講師・参加者共に楽しく講座を開催できたと思います。オンライン活動の多いJaBAにとっても、参考になる経験となりました。
4.担当Aさんの「抱っこ」への想い
ご連絡をいただいた担当のAさんは、お子さんが超低出生体重児だったそうです。病院では、カンガルーケアを実践することができたとお話くださいました。言葉による表現を超えた、抱っこの大切さのようなものを肌で感じとられるご経験をおもちでした。
その後、雑誌等で”ベビーウェアリング”という言葉を知り、検索してJaBAを見つけてくださいました。担当のAさんの想いがあったからこそ、実現した講座。結果、担当のAさんも、ご参加くださった親子の方々も、ご満足いただける講座を開催できました。
昨今、COVID-19対策で、育児講座が開催されないことも目立ちます。そんななか、模索しながら育児をしている方は多いです。参加者からは、今回の講座でお伝えした、すぐに実践できる”抱っこ”の姿勢改善は、役に立つ内容だとおっしゃっていただけました。
このような素晴らしい出会いと機会をいただいたこと、JaBA一同も嬉しく思いました!
個別の講座のご紹介、いかがでしたでしょうか?検討してみたいという団体・自治体のご担当者さん、お気軽にご相談ください。
JaBAのスタッフでは対応できない遠隔地の場合もあります。その場合、近隣のベビーウェアリングコンサルタントをご紹介することも可能です。
お問合せ先:info@@babywearing.or.jp(@マークを一つに変える)
コメント
[…] る講座開催のご依頼を受けました。そのご縁で、今年度も担当させていただきました(昨年度の様子)。前回と同じような内容での開催をご希望でしたので、昨年度のものを基本とし、 […]