ベビーウェアリングコンサルタント、助産師、保健師、看護師、会社員等の方々が参加くださり、色んな視点からディスカッションができました。 講師はNPO法人ファザーリング・ジャパン中国代表、広島在住の片元彰さん。「笑っている父親になろう」を掲げて活動しているNPO法人ファザーリング・ジャパン、中国地区の法人代表です。ご自身が育休を取得した経験を元に、当事者として感じた子育て支援の現状に思うことの他、男性の育休取得の変遷や現状・課題をお話くださいました。
主夫のぽぽさん
時短家事と時間管理とファザーリング
当日の主な内容
・講師講演「父親の育児参加の状況・変遷や展望についてのお話」
・当協会代表理事柳井との対談「父親育児の現状と課題」
・質疑応答(事前アンケートからの抜粋含む)
1. 男性の育休取得の現状
まず、この数字、なんの数字?から始まったお話。●育児ストレスの軽減
●夫婦関係が強まる
●自分の労働生産性の向上
●自活力があがる(地域とのつながりが強まる)
2. 父親育児や育児支援の現状と課題
事前・当日に頂いた質問への質疑応答形式で、話しを進めた中から、ぜひシェアしたい内容はこちらです。Q 男性育休のメリットをどのように男性自身に感じてもらうか?
A 父親自身へのメリットよりも、子どもへのメリットを強調する。 Q 企業が父親の育児参加・育休取得を積極的に促すにはどうするか?
A 企業へのメリットを共有する。急な休業となる病気や忌引などと異なり、実は育休は予定や期限を事前に決めることができるため、企業としては人材配置・管理をしやすい。しかし「育児のために”男性”が休む」ことへの心理的なハードルがあり、社会全体の風潮の変化には(残念ながら)時間がかかりそう。 Q 妊娠中から父親としての意識を高めるには?
A 出産前後の母親の変化を学ぶことが、ママを支える上で大切。 Q パパはどんなサポートがあると、育児しやすいか?
A 男性はコミュニケーションがとりづらいことが多いので、子育ての現場(公園など)にいるパパには積極的に話しかけてほしい。
3. パパが参加しやすい抱っこの講座のあり方
男性を含む参加者同士のディスカッションでは、抱っこの講座をどのように工夫したら、パパが能動的に参加できて、パパの満足度があがるか、というテーマで意見交換しました。 ●男性講師だと参加しやすい→一つの案として、抱っこの講座を男子学生に手伝ってもらうことで、現役パパは参加しやすくなり、また、学生には乳幼児のお世話をするパパの姿をみせることで、子育てする男性のイメージをもつキッカケになると良いかもしれない。 ●女性講師だと「女性だから使えるのでは?」と感じる男性もいる ●産前は「抱っこ紐を使うことに抵抗を感じる」男性もいる ●抱っこ紐を使う男性はかっこいい!と感じる女性は多いことが男性にとっては意外なので、もっと抱っこ紐を使う男性像をアピールしてもいいかもしれない。 ●「パパ歓迎」講座とすると男性は参加しやすいかもしれない。「パパ限定」と標榜すると「育児への参加が積極的(すぎる)パパばかりが参加していそうで、自分のようなパパがいくのは気が引ける」と感じそう。

4. 当日参加者からのご感想
当日ご参加くださった方の満足度は…皆さん「とても満足(5)」でした。ありがとうございます!父のあり方も、働き方や育休も、抱っこツールと共通して選択肢が増えることが大切なんだなと、全てに共通することなんだなと納得。
●①育休取ることで、仕事の見える化が進む②育休は期間が決まってるので、企業で推進しやすいはずという考え方
●パパ抱っこが萌えることを、もっと全面に出していいこと。男性が講師だと参加しやすい。[/word_balloon]
[word_balloon id=”2″ size=”M” position=”R” name_position=”under_avatar” radius=”true” name=”JaBA さん” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]ありがとうございます![/word_balloon]
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